- 2010年9月16日 12:35
- BMW
自動車メーカーの独ダイムラー<DAIGn.DE>、仏ルノー<RENA.PA>、日産自動車<7201.T>は、厳しい排出ガス規制下でのシェア争いに備え、電気自動車(EV)事業での提携を強化している。
ダイムラーの研究責任者であるトーマス・ウェーバー氏はロイターのインタビューに応じ、ルノー、日産との提携について、「電気モーター、バッテリー、パワートレインの分野で3社すべてに拡大されるだろう」と語った。
3社は4月に小型車、軽商用車およびエンジン分野の協業で合意。これをもとに、次世代スマート・フォーツーやルノー・トゥインゴ、それぞれの電気自動車モデルが開発され、派生モデルにも協業分野が広がっている。
ウェーバー氏は「われわれはバッテリーや燃料電池を搭載した電気自動車なしでは、欧州で販売される新車の二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに走行距離1キロメートル当たり約95グラムとする目標を達成することはできない」と語った。
ただ、新技術はまだ初期段階であるうえ、電気自動車で収益を上げるのも容易ではないと指摘。ダイムラーがルノー、日産との提携拡大を決めた理由をこのように説明し、規模拡大で期待されるコスト削減にも言及した。
同氏は、ダイムラーは小型の3─4シリンダーエンジン開発でスケールメリットを享受しているとし、「自社生産ではせいぜい50万個前後だろう。ルノーと合わせると数百万個になるとみている」と語った。
また、日産が提携の一環でメルセデスからディーゼルエンジンを数万台購入するとの見方を示した。
ダイムラーは2012年までに同社車のCO2排出量を1キロ当たり140グラム未満に引き下げる必要がある。対象車にはスマート、メルセデスのSクラスとEクラスも含まれる。昨年の平均排出量は同160グラムだった。
ダイムラーは2020年までに欧州で排出ゼロの乗用車を15万─20万台販売することを目指す。
ウェーバー氏によると、ダイムラーなど高級車メーカーの売り上げが中国の高まる需要に支えられている状況を踏まえ、ダイムラーは中国での自動車増産と、独BMW<BMWG.DE>との提携を中国での自動車部品購入まで拡張することを計画している。
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